水族館と海中を楽しめる複合施設
和歌山県東牟婁郡串本町にある串本海中公園は、水族館だけでなく、海中展望塔や海中観光船でリアルに海中を見ることができる施設です。
普段水族館で見ているのとは違って「窓の向こうは本当の海」というのがなかなか不思議な感覚で楽しい場所。
※なお、この記事は2015年2月に書いていますが、串本海中公園に直近で行ったのが2013年12月なので、14か月もブランクがあります。そのためここで紹介している展示内容等が最新でない可能性がありますがご了承ください。
系統分類ごとに展示された水族館
ここの水族館のユニークなところは、展示水槽が生物の系統分類ごとに並んでいるところ。水族館では生息環境ごとにコーナーを分けて展示することが多いですが、ここは元々串本の海に棲む生物だけで構成されているので、こういう分類にしたのかな。面白い。
刺胞動物とか棘皮動物とかがかなり充実している印象。
タイミングが良ければアオウミガメの赤ちゃんを触らせてもらえます。可愛すぎてやばい。
バックヤードも見学できるトンネル水槽
大型回遊魚中心のトンネル水槽は、バックヤードも見学できます。
上から見たトンネル水槽。
ちょうど水槽を掃除するマシーンが動いてました。
下から見るとこんな感じ。
予備水槽なんかもあって、まさにバックヤードという感じ。
船に乗って海中が観察できるステラマリスが楽しい!
「半潜水型海中観光船ステラマリス」というのに乗れるんですが、これが非常に楽しい。
船内はこんな感じになっていて、船底から海中が見られるようになっています。この船に乗って、串本の海をぐるっと回ってくれます。
なかなか生では見る機会のない、海底の様子。
サンゴや色んな魚なんかを見ることができます。普段水族館で見られる、水槽の中で飼育された生物ではなく、海中にいる野生の生物をそのまま目の前で見られるというのは非常に貴重な経験。
海中展望塔も楽しい!
さらに、海の中に聳える海中展望塔というのもあって、塔の窓から海中の様子が観察できます。
展望塔内部はこんな感じ。窓の外は海中です。
ハリセンボンが数十分間ずっと窓の外からこっちを見てたのが印象的。向こうからは何が見えてるんですかね......。
ウニも窓に張り付いていたり。こういう光景って水族館あるあるですが、これが水族館の水槽内じゃなくて、外がリアルに海っていうのが面白い。
ヘラヤガラも結構長時間、窓から顔を覗かせていました。
窓から海面の方を見上げるとこんな感じの景色。めっちゃ綺麗。
一方、海底の方を見下ろすとこんな景色が。
実は塔の上から魚に餌をやってるので、展望塔の窓からは魚が見やすいんですねー。
水族館も施設自体が非常に綺麗で居心地の良い空間なんですが、やっぱり海中の生物を海中にいるままで見られるというのは、非常にインパクトがありました。水族館に頻繁に行く人ほど、窓から海中を眺めているとなんか不思議な感覚になるんじゃないでしょうか。「あれ、なんか当たり前に見てるけど、これ水槽の中じゃないんだよな......」みたいな。
アクセス
JR「串本」駅から無料送迎バスで十数分程度。無料送迎バスの運行時間は公式サイト参照。
その他
コインロッカーの有無は不明。
隣にレストランあり。
公式情報
- 公式サイト
- http://www.kushimoto.co.jp/
- 住所
- 〒649-3514
和歌山県東牟婁郡串本町有田1157 - TEL
- 0735-62-1122