和歌山の海に棲む海生生物の水族展示中心の自然博物館
和歌山県海南市にある和歌山県立自然博物館は、和歌山の海に棲む海生生物の水族展示が中心の自然博物館です。
和歌山の海に棲む生物に特化した展示となっているので、メジャーな水族館ではあまり単体として展示されていないようなマニアックな生物なんかにも焦点を当てて展示されているのがポイント。
また、和歌山で発掘された化石等も展示されているのも、古生物好きとしては見逃せないところ。
展示の概要としては、水族展示中心の第一展示室と、動植物標本・化石・鉱物の展示中心の第二展示室に大きく分かれています。
入り口ホールには外来生物中心の展示
入り口ホールに入ると、外来生物を中心としたトピック展示が。
左から、レッドコーンスネーク、ワニガメ、カミツキガメ。どれもペットとして飼われていたものが、飼いきれなくなって放されたのを捕獲したものだと思う。良い子のみんなは飼ってる生き物を逃がしたりしないようにね。っていうか、最後まで飼えないなら飼わないようにね。
アオダイショウの幼蛇や、ジムグリなども。可愛い。
和歌山の海に棲む生物たちいろいろ
第一展示室に入ると最初に目に入るのが、「黒潮の海」と題された大水槽。
その他にも、和歌山の海をテーマにした水槽が色々と。
中でも、個人的にお気に入りなのは「いろいろな生物」と題された展示ゾーン。小さな水槽がずらりと並んでいて、シャコやヤドカリ、貝類や小型の魚などが展示されています。水族館では魚よりも節足動物に目が行ってしまう派としては、ここの展示はたまりません。
シャコ、サメハダヤドカリ、ゾウリエビ、トラフカラッパ、タカクラタツ、トラフシャコなどなど......。他にも大量に様々な生物が展示されています。
中でも、アワビが荒ぶってる姿を見られたのが結構印象的でした。動画を撮影したのでついでにご紹介。
化石や鉱物の展示もあるよ
第二展示室の方には、和歌山産の化石や鉱物の展示もあります。
和歌山で発掘された獣脚類恐竜の歯や、アンモナイトなどなど。
全体的に、派手な展示はありませんが、地域性を活かして細部までこだわった展示が多い博物館だなあという印象。海棲節足動物を沢山観られるのが、個人的には特にお気に入りです。
アクセス
JR和歌山駅・南海本線和歌山市駅から、バスで30分程度。「琴の浦」バス停下車、徒歩5分程度。
JR和歌山駅へは、JR大阪駅から紀州路快速で1時間半程度。
その他
コインロッカーなし。
館内には飲食施設はなし。博物館周辺にもあまり飲食店はなかった印象。
再入場可。
公式情報
- 公式サイト
- http://www.shizenhaku.wakayama-c.ed.jp/
- 住所
- 〒642-0001
和歌山県海南市船尾370-1 - TEL
- 073-483-2721