サンショウウオ専門の珍しい博物館
三重県名張市の赤目四十八滝の登山道入り口にある日本サンショウウオセンターは、その名の通りサンショウウオ専門の珍しい博物館です。幼体から55歳を越える高齢のオオサンショウウオの様々な個体の他、色んなサンショウウオやイモリが飼育展示されています。
施設は二階建てで、一階が生体の展示、二階が標本等の資料の展示室となっています。
子供から大人まで色んな大きさのオオサンショウウオがずらり
中に入ると、体長1mをゆうに超えるオオサンショウウオ、さんしょうまる先輩(♂・推定55歳以上)がいます。
さらに、体長が約1.2m(センター最大級とのこと)の個体くすくす先輩も。
一方で、まだまだ小さい個体も。
オオサンショウウオは色んな水族館や動物園などで観ることができますが、結構大きさもまちまちで、それぞれに数十年単位で年齢差があるんだなあ、と改めて実感。
全身を隠しきれていないこの子が可愛いなと思いました。パネル見たら「いぶき 推定40歳」って書いてありました。まさかの年上。
また、オオサンショウウオ以外の両生類も複数種展示されています。
シリケンイモリ、ウーパールーパーことアホロートルことメキシコサンショウウオ、ムハンフトイモリなどなど。
二階には色んな標本資料が
生体展示メインの一階から階段を登ると標本資料中心の展示室へ。
オオサンショウウオの骨格標本や透明標本が展示されています。
さらに「私は世界で初めて義歯を入れてもらったオオサンショウウオです」という、まさかの標本視線のキャプションが。ちょっと面白い。
捕獲時に下顎の骨が折れてしまったので、歯科医さんに頼んでオオサンショウウオ用に義歯をつけてもらったんだとか。
義歯部分のアップ。残念ながらこのオオサンショウウオはその数年後には死んじゃったそうです。
しかしまあこういう、何かひとつに特化した施設って良いですね。今まで特に疑問に感じたりせずにスルーしてたことに興味が沸いてきたりして非常に楽しいです。
アクセス
近鉄「赤目口」駅からバスで10分程度。「赤目四十八滝」バス停下車徒歩1分。
その他
コインロッカーはなかったと思う。
観光地なので周辺に飲食店は沢山ある。
公式情報
- 公式サイト
- http://www.akame48taki.com/miru/sanshoouo.html
- 住所
- 〒518-0469
三重県名張市赤目町長坂861-1 - TEL
- 0595-63-3004