- リニューアル中レポ:京都市動物園は見せ方を工夫した楽しい動物園だった。
- リニューアル後レポ:リニューアル完了後の京都市動物園はやっぱり見どころたっぷりな楽しい動物園だった。
リニューアル完了して以来、初めての見学です
2015年11月にリニューアルが完了してグランドオープンしたばかりの京都市動物園。リニューアル工事中に一度見学した際に記事を書きましたが、今回はリニューアル完了後の様子をご紹介します。
新たにオープンした「ゾウの森」の展示
前回はまだ工事中だった「ゾウの森」の展示。
アジアゾウがたくさんいます。子供が多くて可愛い。
もらったエサだけでは物足りなかったのか、必死で鼻を伸ばして外の草を食べようとしている様子。
ブラジルバクもいます。
飼育員さんに背中をこすってもらって、恍惚の表情。
日本の生き物たちを飼育展示している「京都の森」
同じく新たにオープンした「京都の森」では、日本に住む動物たちを展示しています。
オオサンショウウオ(左)とニホンヒキガエル(右)。
かわいいハヤブサ(左)と、かっこいいクマタカ(右)。
ホンドギツネ(左)にホンドタヌキ(中央)にニホンアナグマ(右)。みんなかわいい。
海外の人気があったり珍しい動物もいいけど、こういう地元の動物が見られるのは嬉しいですね。
図書館カフェや動物資料室もオープン
正面エントランスを入ってすぐの建物は、図書館カフェになっています。動物関連の本が一面にずらっと並んでいて良い感じ。飲み物を飲んで休憩しながら本が読めるのが嬉しい。
本のチョイスも、子供向けの絵本や図鑑から、ガチの専門書まで充実。
剥製や骨格標本を展示した動物資料室も新設されています。
前回紹介しきれなかった動物たちもいっぱいいます
その他、前回紹介しきれなかった動物たちを中心にご紹介。
ツシマヤマネコ。一見すると、普通のイエネコみたいですが、れっきとした長崎県対馬にだけ生息する固有種。ベンガルヤマネコの亜種ということになっているようですね。
レッドリストに載っている絶滅危惧種で、保全のため、全国の幾つかの動物園で飼育下での繁殖の取り組みがなされています。京都市動物園も繁殖に取り組んでいる動物園のひとつ。去年、放送大学のスクーリングで動物園学の授業を受けた際に、ツシマヤマネコの保全の取り組みの話を教えてもらって、京都市動物園で飼育されているということを聞いて、改めてじっくり見ておきたいと思っていたのでした。
マンドリル。あんまり良い写真は撮れなかったけど、派手な顔とお尻がすぐ間近で見られて凄い。オスのお尻がモルフォ蝶みたいなキラッキラした青色に輝いていてやたらと綺麗でした。あれは毛そのものの色じゃなくて、モルフォ蝶みたいな光の反射の関係で見える構造色なんだろうか、と思ってググってみたら、やっぱり大体そんな感じだったみたい。
前回も紹介したニシゴリラ。前回はオスだったので今回はメスの写真。このゴリラの飼育舎、かなり立体的な動きができるようになっていて、右の写真のように、横に走る柱を伝って移動できるようになっています。意外とゴリラは樹上生活をしているようで、その樹上生活の様子を再現するために、こういう構造にしたんだとか。
インドオオコウモリ。最近、コウモリに興味津々なので、見やすい展示が嬉しい。コウモリは知れば知るほど面白い動物過ぎて楽しいです。
フェネックは相変わらず可愛さがあざとすぎてやばい。なんというか、顔のバランスがまんまアニメキャラだよね。耳が大きいせいで「顔」と認識する面積が広く感じて、相対的に目鼻が下の方に寄ってるように見えるからかな。ちなみに、耳が大きいのは暑い地域に住む動物に共通してよく見られる特徴ですね。
ヤブイヌ。赤ちゃんがかわいかった。しばしば「原始的なイヌ」と称されますが、鼻面の短さがなんというか「原始的」感を醸し出していて好きです。前回見学したときは、ハイスピードでずっと走り回っていてまともな写真が撮れなかったので、ちゃんとした写真が撮れて嬉しい。
今回じっくり回ってみて、改めて、そんなに広くない敷地内をほんとにうまく立体的に使って、満足度の高い展示を実現しているなあ、としみじみ思いました。オススメの動物園です!
- リニューアル中レポ:京都市動物園は見せ方を工夫した楽しい動物園だった。
- リニューアル後レポ:リニューアル完了後の京都市動物園はやっぱり見どころたっぷりな楽しい動物園だった。
公式情報
- 公式サイト
- http://www5.city.kyoto.jp/zoo/
- 住所
- 〒606-8333
京都市左京区岡崎法勝寺町 岡崎公園内 - TEL
- 075-771-0210
アクセス
地下鉄東西線「蹴上」駅下車徒歩5分程度。
その他
コインロッカーあり。
園内にレストランやカフェなどがある。