貝類専門というとがった博物館
兵庫県の西宮市に位置する西宮市貝類館は、その名の通り貝類だけを取り扱った、珍しい博物館です。
館内に大量に展示されている貝殻と、お洒落な建物の雰囲気がマッチして、非常にお洒落な感じで良いです。
世界中の貝類の貝殻標本の他、何点かの生体展示もあります。
生きた化石・オウムガイの生体展示
館内の中央の水槽には、「生きた化石」として有名なオウムガイの生体が二体ほど展示されています。
古生代の頃から数億年に渡って、ほとんど形態を変えずに進化してきたというのはやっぱり凄いよなあと単純に思います。
一見しただけではどうやってるのかさっぱりわからない浮上・沈降の仕方とかは、ほんと見てて楽しい。思わず撮った動画が以下。
世界中の貝殻が大量に展示
館内にはとにかく大きいのから小さいのまで、世界中の貝が大量に展示されています。展示の仕方がまた綺麗で、いわゆる「博物館」然とした古臭い感じは全然なくて良いなと思います。
上の写真は日本産の貝の展示。
面白かったのは、陸生の貝であるカタツムリは、西日本を中心に大体右巻きなんだけど、東北の方に行くと左巻きの種が多いんだなということ。すごく興味深いです。
カタツムリやクリオネの生体展示も
奥の方に進むと、カタツムリの生体展示も。
一般的によく見るナミマイマイの他にも、殻に毛のような突起が沢山生えているオオケマイマイ等、普段周囲ではあまり見られない国産カタツムリが複数展示されていました。
こちらは、クリオネことハダカカメガイ。小さいしよく動くのでうまく撮れなかったですが......。
捕食シーンが生で見てみたいですねー。
全体として規模は小さめの展示ですが、貝類に特化することで、他にはない魅力を生み出すことに成功している博物館だなと思いました。生物好きではあるものの、貝類って意外とあまり深く知らないので、貝類に興味を持つ入口として、個人的にとても良い展示でした。
アクセス
JR・阪神「西宮」駅、阪急「西宮北口」駅から、阪神バスに乗って20分強。「マリナパ-ク南」バス停下車、目の前。
JR西宮駅へは、JR大阪駅から15分程度。JR三ノ宮駅から15分程度。
その他
コインロッカーはなし。
館内に飲食施設はなし。周辺にも飲食店はあまりない。西宮駅周辺にはたくさんある。
公式情報
- 公式サイト
- http://shellmuseum.jp/shell_db/
- 住所
- 〒662-0934
西宮市西宮浜4-13-4 - TEL
- 0798-33-4888