理工・天文・生命と広範囲に渡る大規模な科学館
名古屋市にある名古屋市科学館は、非常にお洒落で大きな建物の中に、理工・天文・生命と広範囲に渡る展示がされている総合科学館です。
プラネタリウムも有名で、チケット待ちのために長大な行列ができるくらいの人気っぷり。他にも、放電ラボ・極寒ラボなどの体験型の大型展示も人気です。名古屋市科学館には何度か来てるのに、プラネタリウムも放電ラボも極寒ラボも観たことないんですけどねw
展示は、生命館、天文館、理工館の三つに分かれていて、大まかな内容は以下のような感じになっています。
- 生命館5階 生命のひみつ
- 生命館4階 人体のしくみ
- 生命館3階 生活のわざ
- 生命館2階 地球のすがた
- 天文館5階 宇宙のすがた
- 天文館4階 サイエンスステージ
- 理工館7階 天文台・星のひろば
- 理工館6階 最先端科学とのであい
- 理工館5階 物質・エネルギーのせかい
- 理工館4階 科学原理とのふれあい
- 理工館3階 技術のひろがり
- 理工館2階 不思議のひろば
化石や鉱物展示が中心の生命館2階
古生物好きとしてはまず最初に紹介すべきは生命館2階の展示でしょう。「地球のすがた」をテーマに、地学的なトピックが展示されています。
展示室の中央には、マプサウルスの親子が。マプサウルスは白亜紀の獣脚類で、ひとつの発掘地で様々な成長段階の複数個体の骨が見つかっていることから、この復元のように親子で群れを作って生活していたのかも、と考えられているそうです。
他にも色々化石が展示されています。一番左はペルム紀の有羊膜類メソサウルス。中竜類という、爬虫類とは姉妹群にあたるグループに属してるそうですよ。中央の化石は、ペルム紀の単弓類ラオポルスの足跡化石。右は新生代漸新世の虫入り琥珀。
鉱物もいろいろと。左はオーストラリアのピルバラ地方で見つかった、35億年前の微生物の痕跡と思われる化石を含んだ石。中央は最初の光合成生物シアノバクテリアの化石ストロマトライト。右はシアノバクテリアの光合成によって酸化した鉄イオンが沈殿してできた縞状鉄鉱層。
生命館5階も面白い
細胞や遺伝などをテーマにした生命館5階も面白いです。
ウシのDNA実物。これで1gらしい。DNAの実物を観る機会なんてなかなかない気がします。
研究や実験によく使われる生物がいろいろと展示されているコーナー。
ショウジョウバエ、アフリカツメガエル、カイコガetc...
天文館の展示もかっこいい
プラネタリウムの下、天文館5階の「宇宙のすがた」の展示もかっこいいです。
ツァイスⅣ型プラネタリウム(左)と、65cm反射望遠鏡(右)。こっち方面は詳しいことはよくわからないけどかっこいい。
理工館の竜巻ラボが楽しい
理工館では色々と体験型の展示が豊富なんですが、竜巻の発生過程を見せてくれる竜巻ラボがとても楽しい。
こんな感じで徐々に竜巻が発生する様子をリアルタイムに観ることができます。
他にも大量に様々な展示があって、本気で観て回れば余裕で開館から閉館まで時間がかかると思います。見どころたっぷり。
コインロッカーも番号が元素記号になっていて良い。
アクセス
名古屋市営地下鉄「伏見」駅下車、徒歩5分程度。
伏見駅へは、名古屋駅から地下鉄東山線で3分程。
その他
コインロッカーあり。ロッカーの番号が元素記号になっていて萌える。
館内にレストランあり。ただし、一度科学館から退場しないとレストランには行けない模様。また、市街地なので周辺にも飲食店はあると思う。
再入場可。
公式情報
- 公式サイト
- http://www.ncsm.city.nagoya.jp/
- 住所
- 〒460-0008
愛知県名古屋市中区栄二丁目17番1号 - TEL
- 052-201-4486