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マンモスの冷凍標本を中心に多数の標本を展示。特別展『マンモスYUKA』

2013.07.20 02:33
カテゴリ:特別展・企画展・イベントレポート

神奈川県横浜市のパシフィコ横浜で2013年7月13日(土)~9月16日(月・祝)に渡って開催されている特別展。

シベリアの永久凍土で発掘されたマンモス「YUKA」の冷凍標本を中心に、マンモス及び同時代の動物標本などが多数展示されている。

マンモスの冷凍標本を中心に多数の標本を展示。特別展『マンモスYUKA』
 

シベリアのマンモスをテーマにした特別展

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神奈川県横浜市のパシフィコ横浜で開催中の特別展『マンモスYUKA』に行ってきました。

シベリアの永久凍土から発掘された10歳と推定されるメスのマンモス「YUKA」の冷凍標本を中心に、他の長鼻類とマンモスとの違いや、マンモスの特徴、マンモスと同時期に生きていた動物たちなどを知ることができる、良い展示でした。

展示の構成は以下のような感じ。

 

現生と絶滅種のゾウを多数の標本で比較

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この展示でひとつめの見どころは、現生のアフリカゾウ、アジアゾウと、絶滅種のナウマンゾウ、マンモスを、多数の標本で比較できるように展示されているところ。写真のように、全身骨格がずらっと並んでいます。マンモスというと「巨大」というイメージがつきものだけど、実は他のゾウと比較しても、そんなに大きくないんだよ、という展示。

 
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頭骨や臼歯も、比較できるように展示されています。

 

マンモスの標本を沢山展示

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他にもマンモスの標本は沢山展示されていました。マンモス展ですから当たり前なんですけど。

写真は、マンモスの胎児と思われる個体の化石。脚や頭部は骨だけじゃなくて皮膚組織も残ってる状態の良い標本。

 
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マンモスの下顎骨が成長段階順にずらっと並べて展示されているコーナー。こうやって比較しながら観られる展示が多くて嬉しいです。

 
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マンモスの牙や毛、頭骨の断面など。

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そして本展示の主役である「YUKA」の頭骨。

YUKAは保存状態が非常に良かったため、脳の組織なんかが残っていたらしく、研究のために頭部を切って脳を取り出したらしいです。頭頂部あたりに切込が入ってるのは、脳を取り出したあとだから。

なお、目玉である全身の冷凍標本自体は写真撮影不可でした。残念。ほぼ全身、皮膚や肉が残っているような感じで、非常に保存状態が良かったんだなあ、と。

 

マンモスと同じ時代に生きていた動物の標本もいろいろ

展示の後半では、マンモスと同時期にシベリアに生息していた動物の骨格や剥製が、絶滅種も現生種も、色々と展示されていました。

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ウマの頭部~首にかけてのミイラ化石。これも凄い保存状態ですね。

 
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ホラアナライオンの頭骨と、現生のライオンの全身骨格。数万年前にはシベリアにもライオンがいたんですねー。

 
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そして、個人的に一番気になっていた、ケサイの全身骨格と頭骨。サイの角は骨組織ではなく、爪や髪の毛のような比較的脆い組織でできているため、化石には残りにくいんですが、ここのは非常に状態良く残っているようです。

現生のシロサイの全身骨格と並べて展示されているので、これも比較しやすくて良い感じ。

「YUKA」と並ぶ目玉展示である、ケサイの全身冷凍標本「KOLYMA」は残念ながら写真撮影不可。こちらも見事な保存状態の標本でした。

 

行く前は、正直「冷凍マンモスだけを全面に押し出したエンターテイメント色の強い展示だろうなー」とか思っちゃってたんですが、いざ行ってみると、長鼻類の進化とか、ゾウの体の特徴、マンモスや当時の動物について、非常に真面目に解説されていてとても勉強になる楽しい展示でした。

アクセス

みなとみらい線「みなとみらい」駅から徒歩5分程度。

その他

写真撮影不可。

コインロッカーあり。

周辺に飲食施設はいろいろある。

再入場不可。

公式情報

公式サイト
http://yuka2013.com/
住所
〒220-0012
横浜市西区みなとみらい1-1-1
TEL
03-5777-8600
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