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地球の気候変動の歴史を丁寧かつ詳細に解説した特別展『氷河時代』

2016.11.30 09:27
カテゴリ:特別展・企画展・イベントレポート

大阪市立自然史博物館で2016年7月16日~10月16日にかけて開催されていた特別展。

地球の気候変動の歴史を化石等の資料とともに解説した内容。

地球の気候変動の歴史を丁寧かつ詳細に解説した特別展『氷河時代』
 

地球の気候変動をテーマにした特別展

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もう会期が終了して一月半ほど経っちゃいましたが、大阪市立自然史博物館で2016年10月16日まで開催されていた特別展『氷河時代』に、会期ラストの日に行ってきました。

若干、今更感もあるので駆け足気味に展示の概要を紹介します。

 

過去の気候変動を知る

まずは、地球の過去の気候変動をどういった手段で知るのか、という解説。

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大木の年輪や、湖の年稿堆積物、ボーリングコアなど、気候変動変動を知るための「ものさし」となる標本が色々と展示されてました。

和泉層群の化石たち

大阪から愛媛に渡って分布している白亜紀の地層、和泉層群から産出した化石もいろいろと展示されていました。

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香川から産出した恐竜の椎骨化石。

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アンモナイト類や、モササウルス類の下顎骨などなど。

新生代の化石もたくさん

新生代の国産化石も沢山展示されていました。

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パレオパラドキシアの全身化石。

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アケボノゾウ、トロゴンテリゾウ、トウヨウゾウ、ナウマンゾウなどかつて日本にいたゾウのなかまの化石も沢山。これらのゾウたちが入れ代わり立ち代わり日本に入って来た流れが非常にわかりやすく丁寧に解説されていたのが印象的でした。

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新生代の大阪産ワニ、タカツキワニとキシワダワニの化石も。マチカネワニの化石も展示されていましたが、こちらは写真撮影不可でした。

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ケナガマンモスとヤベオオツノシカの全身骨格。

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更新世のトラとステップバイソンの化石。昔は日本にもトラやバイソンがいたんですねー。

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岐阜県の熊石洞から見つかった様々な哺乳類化石。


全体的に解説が非常に丁寧で詳細な展示でとても良かったです。

公式情報

公式サイト
http://www.mus-nh.city.osaka.jp/tokuten/2016hyougajidai/
住所
〒546-0034
大阪市東住吉区長居公園1-23
TEL
06-6697-6221

アクセス

地下鉄御堂筋線「長居」駅下車徒歩8分程度。駅を出るとすぐ長居公園があり、博物館まで公園内を案内に沿って進めば良いので、迷うことはないかと。

長居駅へは、大阪梅田から地下鉄御堂筋線で20分強。

その他

コインロッカーあり。

食事は、博物館本館に隣接した「花と緑と自然の情報センター」に喫茶コーナーあり。

市街地内なので、長居駅近辺にも飲食店はそこそこある。

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