毒毒毒毒毒毒毒毒毒展と書いて「もうどく展」と読むらしい、毒のある生物の企画展
大阪梅田のファッションビルHEP FIVE内のHEP HALLで開催中の毒毒毒毒毒毒毒毒毒展(もうどく展)を見てきました。
毒を持つ生物にスポットを当てた、ちょっと怖そうな展示。サンシャイン水族館がプロデュースらしいです。
獲物の捕食に、あるいは外敵への防御に毒を利用する生物、体内に毒を貯めこんでいて、食べるとヤバい生物などなど、様々な毒を持つ生物が展示されていました。
各生き物の解説には、毒の種類や強さなどの説明がそれぞれについていて、普通に動物園や水族館で同じ生き物を見る時とはまた違った見方ができて面白かったです。
毒を持つ爬虫類たち
まずは展示されていた中から、毒を持つ爬虫類を紹介。
ブルーテールモニター(オルリオオトカゲ)。有名なコモドオオトカゲなどと同じくオオトカゲ科の爬虫類。オオトカゲのなかまの毒は、かつては口内に棲む雑菌のせいで、噛まれるとそれが作用すると言われてましたが、どうも最近そうしゃなくて自前で生成した毒成分らしいぞ、ということになっているようです。
アメリカドクトカゲ。毒蛇のように毒牙を持ってるトカゲ。
セイブシシバナヘビ。猛毒を持つガラガラヘビに擬態することで外敵から身を守っているそうです。とはいえ、セイブシシバナヘビ本人も、捕食のための弱い毒を持っているとか。
シロハナキングヘビ。こいつは無毒。猛毒を持つサンゴヘビに擬態することで、毒を持っているフリをしているようです。こういう、危険な生物に擬態して身を守るタイプの擬態を「ベイツ型擬態」と言いますね。
毒を持つ両生類たち
モウドクフキヤガエル。同種でもカラーバリエーションがあるようです。色が鮮やかでかわいい。けど猛毒。
ジュウジメドクアマガエル。名前の通り、眼の模様が十字に見える。体表から毒液を分泌してるけど、毒の成分や毒の強さは不明らしい。
ファイアサラマンダー。体表の毒腺から毒を外敵に飛ばして攻撃するらしい。名前の「ファイア」は毒を「発射」するところから来てるんだとか。知らなかった。何となく模様が由来なのかと思ってました。あとまあ、サラマンダーといえば火だし。
毒を持つ魚類たち
ドクウツボ(左)とコンゴウフグ(右)。どちらも「食べたらやばい」系の毒。ドクウツボはなんか捕食のために毒を持ってるようなイメージだけど、そうではないらしい。
胸びれと背びれに毒を持つハナミノカサゴ(左)と尾に毒を持つリーフスティングレイ(右)。
毒を持つシマキンチャクフグと、シマキンチャクフグに擬態している無毒のノコギリハギ。さて、どっちがどっちでしょうか。左がシマキンチャクフグだと思うけど、あんまり自信ないですw
毒を持つ節足動物たち
美味しそうな名前と裏腹に、「食べたらやばい」系の猛毒を持つスベスベマンジュウガニ。
めっちゃでかいオオムカデ。
こちらもめっちゃでかいクモ、ゴライアスバードイーター(ルブロンオオツチグモ)。
作り物めいた色をしたダイオウサソリ。
毒を持つ軟体/刺胞/棘皮動物たち
軟体動物組。ヒョウモンダコ(左)とアンボイナガイ(右)。どちらも猛毒で有名な上に、うっかり近づくと毒で攻撃してきかねない系なのが怖いですね。
刺胞動物組。ミズクラゲ(左)とヒメハナギンチャク(右)。どちらも触手に毒を持っていますね。
棘皮動物からはオニヒトデ。いっぱい突き出ている棘に毒があるそうです。
毒を持つ植物たち
毒のある植物も少し展示されていました。マンドレイクとヒガンバナがお皿に乗ってるのがちょっと面白い。
公式情報
- 公式サイト
- http://www.tv-osaka.co.jp/event/moudoku/
- 住所
- 〒530-0017
大阪市北区角田町5-15 HEP FIVE 8F - TEL
- 0120-434-636
アクセス
JR「大阪」駅や、各線「梅田」駅から徒歩5~10分程度。
その他
写真撮影可。
コインロッカーはなかった気がする。
HEP FIVE内にも周辺にも飲食店は沢山ある。7Fのレンスランフロアに、企画展のコラボメニューを扱った店も何件か。