トクシマ恐竜展に行ってきました
徳島県立博物館で開催中の『トクシマ恐竜展』を見てきました。
三畳紀、ジュラ紀、白亜紀と、各地質年代ごとに世界各地の恐竜を展示している、「オーソドックスな恐竜展」という感じ。なにげにこういう系の恐竜展を見るのは三年ぶりくらいかも。特定の分類群とか産地に絞ったり、というタイプの恐竜展が最近近所では多かったし。
博物館のエントランスには、イグアノドン類のプロバクトロサウルスの全身骨格が展示されていました。
三畳紀の恐竜たち
まずは三畳紀の展示。コエロフィシスの全身の化石と、エオラプトルやプラテオサウルスの頭骨。
原始的な獣脚類ヘレラサウルス。
恐竜ではなく我々哺乳類の祖先に近い単弓類のエクサエレトドンの頭骨実物化石。
ジュラ紀の恐竜たち
ジュラ紀の展示は有名化石産地ごとに分かれていました。
ドイツのホルツマーデン産の化石展示コーナー。
ホルツマーデン産の化石で一番印象に残ったのは、恐竜ではなく海棲のワニのなかまであるテレオサウルスの化石。後肢が長いなー。
ドイツのもう一つの有名ジュラ紀化石産地ゾルンホーフェンの化石展示コーナー。
コンプソグナトゥスや始祖鳥などの恐竜から、節足動物まで、色んな化石が揃ってました。
ジュラ紀の有名竜脚類ディプロドクスとアパトサウルスの、触れる化石コーナーも。
白亜紀展示が一番ボリュームがあった
白亜紀の展示が一番ボリュームありました。まずは福井県から産出した化石の展示。
フクイサウルス(左)とフクイラプトル(右)。
フクイティタン(左)と、今年新種記載されたばかりのフクイベナトール(右)。
羽毛恐竜で有名な中国の熱河層群産の化石もいろいろありました。
孔子鳥(左)と、最初に見つかった羽毛恐竜シノサウロプテリクス(右)。
モンゴル産恐竜も充実してました。こちらはアビミムスとオビラプトル。
角竜類プロトケラトプス(左)と、テリジノサウルス類のアルシャサウルス(右)。
鼻の上の空洞がユニークな面構えの、イグアノドン類アルティリヌスの頭骨。
徳島産化石の展示も充実
徳島や瀬戸内海近辺から産出した化石の展示も豊富でした。
貝やアンモナイトが中心。
徳島産の恐竜の歯化石も二種類。ティタノサウルス形類の歯化石の方はつい先月見つかったばかりとのこと。ここに展示されているのはレプリカですが、実物化石の方は常設展に展示されていました。
他にもでかい恐竜の全身骨格がいろいろ
バリオニクス。
鎧竜アニマンタルクス。
数年前に、頭部の突起は角じゃなくてトサカの一部分じゃねっていう話が出ていたチンタオサウルス。
背中の棘突起が特徴的なアクロカントサウルス。
スコミムス。やっぱでかい獣脚類が並んでるのは見てて単純にかっこええなー。
公式情報
- 公式サイト
- http://www.museum.tokushima-ec.ed.jp/kikakuten/2016/dinosaur/
- 住所
- 〒770-8070
徳島市八万町向寺山 - TEL
- 088-655-7331
アクセス
徳島市営バス「文化の森」バス停下車。目の前に博物館を含め各施設が並んでいる。
「文化の森」バス停までは、JR徳島駅からバスで20分程度。バスは一時間に一本出ているかどうかというレベルなので、事前に時刻表をチェックしておいた方がよさげ。
その他
恐竜展の再入場は不可。
コインロッカーあり。
食事は博物館内のレストランでとれる。周辺には特に飲食店などはなさそう。