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『海の宝石 ウミウシ展』には葉緑体を体内に取り込んで光合成をするウミウシがいた!

2015.11.13 01:10
カテゴリ:特別展・企画展・イベントレポート

天保山マーケットプレースで2014年7月19日~2016年4月10日にかけて開催されている小さな企画展示。

大阪湾に生息するものを中心に、多様なウミウシを展示している。

『海の宝石 ウミウシ展』には葉緑体を体内に取り込んで光合成をするウミウシがいた!
 

海遊館の隣の商業施設に並んでいるちっちゃい水槽たち

海遊館の隣の天保山マーケットプレースで開催中の、海遊館サテライトギャラリーminimini水族館『海の宝石 ウミウシ展』を見てきました。

ちっちゃな水槽がいくつか並んでいるだけの小規模な展示ですが、大阪湾に生息しているものを中心に、色んなウミウシが展示されていて非常に面白かったです。

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アオウミウシ(左)とミヤコウミウシ(右)。カラフル。

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ヒメメリベ(左)。謎生物っぷりがすごい。右はアメフラシ。

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他にもカラフルなのやらヘンテコなのやら、色んなウミウシが。中央のアズキウミウシは、もともとは名前の通り小豆色だったのが、展示を始めたら緑色の海藻を食べてこんな色になったんだとか。野生では何食べてるんだろう。小豆色ってことは褐藻なのかな?

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一番の見所は、このイズミミドリガイ。こいつを含めて嚢舌目というグループのウミウシは、食べた藻類の葉緑体を自分の体に取り込んで、光合成をさせて得たエネルギーを獲得できるそうで(嚢舌目のウミウシがみんなそうなのかは知らない)。これを盗葉緑体現象というらしいです。多細胞の、いわゆる「動物」の中では、イズミミドリガイを含む嚢舌目のウミウシだけが盗葉緑体を行なうらしいですよ。動物と植物のハイブリッドカー的な。凄い。

植物の起源は、単細胞の真核生物の細胞膜内に、光合成を行なう細菌であるシアノバクテリアが吸収されて、葉緑体としてそのまま共生をはじめた、と言われていますが、それに似たことがウミウシ業界で今まさにまた起こってるんですねー。数千万年とか数億年経った後には、こいつらの子孫が動物でも植物でもない新たな分類群を形成してたりするかもなー、みたいなSFじみた妄想をしてしまいます。ワクワクする。

あっさりと見られる小規模な展示なので、海遊館に行ったついでに寄るのをオススメします。時期によって種類を入れ替えながら継続されているようなので、ここで紹介したものがいつも見られるとは限りませんのであしからず。

公式情報

公式サイト
http://www.kaiyukan.com/topics/2015/10/topic_001833.html
住所
〒552-0022
大阪市港区海岸通1-1-10 天保山マーケットプレース3階 海遊館サテライトギャラリー
TEL
06-6576-5501

アクセス

大阪市営地下鉄中央線「大阪港」駅下車、徒歩10分弱。

大阪港駅へは、地下鉄御堂筋線梅田駅から天王寺方面へ5分、本町駅で中央線に乗り換え。本町駅から10分。

その他

コインロッカーあり。

マーケットプレース内には飲食店がいっぱいある。

サテライトギャラリーは見学無料。

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