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鳥類の飛行のメカニズムについての解説が充実した特別展『天空を制した巨大翼竜と鳥たち』

2015.08.03 02:24
カテゴリ:特別展・企画展・イベントレポート

豊橋市自然史博物館で2015年7月10日~8月30日に渡って開催されている特別展。

脊椎動物の「飛行」をテーマに、鳥類を中心に、色んな標本が展示されている。

鳥類の飛行のメカニズムについての解説が充実した特別展『天空を制した巨大翼竜と鳥たち』
 

脊椎動物の「飛行」をテーマにした特別展

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豊橋市自然史博物館で開催中の特別展『天空を制した巨大翼竜と鳥たち』を観てきました。

脊椎動物の「飛行」をテーマにした特別展で、鳥類の剥製や骨格標本を中心に、充実した展示でした。

告知ポスターなどでは、翼竜ケツァルコアトルスが大々的にとりあげられていますが、翼竜に関してはおまけ程度。基本的には現生鳥類中心の展示です。

展示の構成は以下のような感じ。

 
  1. 天舞う多様な生物たち
  2. 天空を制した鳥たち
  3. 飛ぶことをやめた鳥たち
  4. 東三河の空を翔る鳥たち
  5. 空にあこがれて

天舞う多様な生物たち

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会場に入ると、頭上にでかでかと翼竜ケツァルコアトルスの模型が吊るされています。インパクトはある。

翼竜に関する展示は、この模型のみ。翼竜展示を期待すると、ちょっと残念かも。ただ、豊橋市自然史博物館は常設展で翼竜や羽毛恐竜化石が結構充実しているので、そちらでカバーできるかなと思います。

翼竜以外では、飛翔・滑空性の哺乳類の標本も展示されています。

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マレーヒヨケザルの骨格。哺乳類の中では最も滑空能力に優れているんだそうで。ちなみに一般的なサルとは全然異なる「ヒヨケザル目」に属する動物。一応サル目とは比較的近縁なのかな。

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同じく滑空性哺乳類であるムササビ。こちらはリスのなかま。前肢の手首に、飛膜を支える軟骨の突起があるのが特徴的。

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飛翔性の哺乳類であるコウモリの標本もいろいろ。

充実の鳥類標本

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鳥類の標本は、剥製・骨格ともに非常に充実しています。

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飛行のメカニズムの解説キャプションとともに、羽毛の構造がわかりやすく展示されています。

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鳥類の体の構造の解説や、鳥の胸骨ばかりを集めたマニアックな展示なども。鳥の胸骨には竜骨突起という、はばたくための筋肉が付着する突起が中央にあるんですが、この形も鳥によって多様で見ていて面白い。

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エミューの全身骨格。エミューは飛ばないので羽ばたくための筋肉が必要なくなり、胸骨の竜骨突起が退化しているのがよくわかります。

 
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一方、同様に飛ばない鳥であるペンギンは、水中で泳ぐ際にしっかり羽ばたく必要があるので、竜骨突起はしっかり発達してる。

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海岸に漂着したハシボソミズナギドリの骨。「渡り」の途中でなくなった幼鳥が毎年一か月かそこらでこれだけ漂着するそうな。シビアな世界。

公式情報

公式サイト
http://www.toyohaku.gr.jp/sizensi/03event/h27/tokuten/
住所
〒441-3147
愛知県豊橋市大岩町字大穴1-238
TEL
0532-41-4747

アクセス

JR二川駅下車、徒歩10分弱でのんほいパーク(豊橋総合動植物公園)に到着。のんほいパーク内を徒歩5分強。

二川駅へは、JR名古屋駅から東海道本線浜松方面へ1時間強。

その他

コインロッカーあり。

館内には飲食施設なし。のんほいパーク内にはレストランがある。

再入場可。

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