Pangea Note - パンゲア・ノート

このサイトについて

恐竜博物館とコラボした水族館のユニークな企画展『恐竜たちと水族館』

2014.09.20 05:02
カテゴリ:特別展・企画展・イベントレポート

京都水族館で2014年7月19日(土)~9月24日(水)に渡って開催されている企画展。

福井県立恐竜博物館とコラボして、通常の水族館の展示の中に様々な古生物の展示が入り混じるユニークな企画。

恐竜博物館とコラボした水族館のユニークな企画展『恐竜たちと水族館』
 

水族館が恐竜博物館とコラボしたユニークな企画展

1-IMG_2468.JPG

京都水族館で開催中の企画展『恐竜たちと水族館』を観てきました。

福井県立恐竜博物館とコラボして、通常の水族館の展示の中に、いろんな古生物の展示が入り混じるユニークな企画展でした。

正直、水族館の展示の中に申し訳程度に何点か恐竜の全身骨格を展示しているだけの企画かな、とか思っていたんですが、予想以上に色々と凝った展示になっていて面白かったです。ここで観られるとは思わなかったものとかもありましたし。

「水族館と恐竜ってペンギンくらいしか共通点ないんじゃ?(鳥は恐竜だから)」とか思ったりもしましたが、「鳥は恐竜だ」理論をより突き詰めると、「恐竜も我々人間も魚類だ」ということに思い至ったので水族館で全く問題ないや。

 

ペンギン水槽には海棲絶滅鳥類の展示が

というわけで、京都水族館にいる唯一の生きた恐竜であるペンギン水槽の脇には、海棲絶滅鳥類が展示されていました。

1-IMG_2535.JPG

ヘスペロルニス。恐竜と同じ白亜紀後期に生きていた海棲の鳥類です。ペンギンは前肢を使って泳ぎますが、このヘスペロルニスは後肢で水を掻いて泳いでいた模様。前肢は退化してほとんどありませんね。現生の鳥とは違ってしっかり歯が生えているのも大きな違い。

1-IMG_2548.JPG

ヘスペロルニスの後ろで実際に泳ぐペンギンの図。これはもうまさに恐竜博物館と水族館のコラボならではの構図ですよね。こういう展示は凄く良いと思う。

1-IMG_2537.JPG
1-IMG_2546.JPG
 

ヘスペロルニスよりだいぶ小型の絶滅鳥類イクチオルニスの全身骨格も展示されています。こちらは空を飛びつつ、沿岸部で魚を食べていたと考えられているようです。後肢には水かきがついていたのではないかとも。

右の写真は黒板に書かれた解説イラスト。手書きで味があっていいなー。

1-IMG_2541.JPG

中新世のペンギンの実物化石も。これはなにげに良い化石なんじゃないでしょうか。

恐竜時代の海棲生物の展示ゾーン

1-IMG_2557.JPG

大水槽の後ろには、恐竜時代の海棲生物の展示ゾーンがありました。

1-IMG_2555.JPG
1-IMG_2559.JPG
 

ブラジル産の魚類化石がずらっと展示されています。岩をぱっくり割ると魚が丸ごと出てくることで有名な化石産地。

1-IMG_2562.JPG

そして何故か翼竜ランフォセファルスが! この全身骨格、大好きなんですよ。二年前の福井県立恐竜博物館の特別展『翼竜の謎』で初めて見て一目惚れした標本。まさか京都で再会できるとは! この派手すぎないジオラマ風の演出がたまらないんですよ。

古代魚と魚食恐竜の展示

1-IMG_2573.JPG
1-IMG_2578.JPG
 

古代魚ポリプテルスと、その古代魚を捕食していた魚食性の恐竜の展示。左の写真の解説の横には、スピノサウルスの胴椎の実物化石が。縦に長い板のような部分が背中の「帆」の部分で、下の小さいパーツが胴椎の本体です。胴椎単体で見るとほんとに帆がでかいんだな、という感じ。スピノサウルスと言えば、最近「四足歩行で水の中で生活していたのでは?」という説が出ましたね。

1-IMG_2577.JPG

スピノサウルスに近縁なスコミムスの下顎骨の実物化石も展示されています。

1-IMG_2572.JPG
1-IMG_2575.JPG
 

ポリプテルスは生体が展示されています。

お馴染みの恐竜の全身骨格も

イルカスタジアムのそばの交流プラザは「恐竜プラザ」と名を変えて、恐竜の全身骨格が並んでいます。

1-IMG_2644.JPG
1-IMG_2648.JPG
1-IMG_2647.JPG
 

左から、獣脚類ドロマエオサウルス(不思議なポーズだ......)、剣竜トゥオジャンゴサウルス、そして福井産恐竜第一号フクイサウルス。恐竜の全身骨格は全てここにまとめて展示されていたのかな。

他にも、オオサンショウウオのそばに絶滅両生類イクチオステガの化石があったり(オオサンショウウオを見るのに夢中で見逃しちゃいました......)、オウムガイとアンモナイトの展示があったりと、うまく古生物と水族館を絡めて展示してあったなーという印象でした。

アクセス

京都駅から徒歩20分弱。または京都市バスで10分弱、「七条大宮・京都水族館前」バス停下車。

土日祝日は、京都駅から京都水族館直行のシャトルバスも運行。

その他

コインロッカーあり。

館内に飲食施設は複数あり。

公式情報

公式サイト
http://www.kyoto-aquarium.com/
住所
〒600-8835
京都市下京区観喜寺町35-1
TEL
075-354-3130
LINE@公式アカウント このエントリーをはてなブックマークに追加