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我々哺乳類の祖先、単弓類を取り上げたレアな企画展『単弓類ってしってる?』

2014.08.06 23:58
カテゴリ:特別展・企画展・イベントレポート

佐野市葛生化石館で2014年7月12日(土)~10月13日(月・祝)に渡って開催されている企画展。

我々哺乳類の祖先を含むグループである、ペルム紀の単弓類を中心に取り上げた、ユニークかつレアな展示。

我々哺乳類の祖先、単弓類を取り上げたレアな企画展『単弓類ってしってる?』
 

ペルム紀の単弓類を中心に取り上げたユニークな特別展

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佐野市葛生化石館で開催中の企画展『単弓類ってしってる?』を見てきました。

恐竜が登場する前の時代、古生代ペルム紀を中心に栄えた我々哺乳類の祖先を含むグループである単弓類を取り上げた、非常に珍しい企画展。ペルム紀の展示が充実している葛生化石館ならではの企画という感じですね。普段あまり見る機会のない、ペルム紀~三畳紀の単弓類の化石が色々展示されていて、非常に楽しかったです。

 

プロローグ展示にいきなり凄い物が

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いきなり単弓類じゃない写真でアレですがw 展示室の入り口に、企画展プロローグ展示として「単弓類と同じ時代の生き物を見てみよう」ということで、古生代石炭紀~ペルム紀の化石がいくつか展示されていました。

その中にあったのが、このメガネウラの化石。メガネウラは石炭紀に生きていた原始的なトンボで、最大で翼開長が70cmを超えるとも言われる馬鹿デカい昆虫。非常に有名な古生物なので、結構色んな博物館で展示されているのを見かける気がするんですが、ここまで全身の形が綺麗に残っているメガネウラの化石ははじめて見た気がします。

そして単弓類だらけのメイン展示へ......

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というわけでメインの単弓類展示へ。一番最初に展示されているのは、ペルム紀の単弓類で最もメジャーな肉食動物ディメトロドンの骨格。もうこれは定番中の定番ですね。

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こちらも同じくディメトロドンですが、珍しい幼体化石。この化石凄いな。はじめて観た気がするけど、有名な化石なのかな......。

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続いてはコティロリンクス。植物食の動物で、ペルム紀前期における最大級の陸生動物だった模様。体の大きさに比べて頭が非常に小さい。植物食の動物は食べた物を消化するために、頭に比べて胴体が大きくなりがちだとは言いますが、このアンバランスさは見ていて面白い。右の写真は頭骨。真下から見ている感じです。 上顎の口蓋にも小さな歯が並んでいるのが見えますね。

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さらにエンナトサウルス(左)とトリナクソドン(右)。エンナトサウルスは初めて観ました。トリナクソドンはペルム紀ではなく中生代三畳紀の単弓類。この頃になると、かなり哺乳類的な特徴を持つようになっているそうです。

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さらにチニクォドン(左)、リノディキノドン(中央)、ブルーミサウルス(右)など、様々な単弓類の頭骨が展示されていました。これだけ単弓類の化石ばっかり見る機会はなかなかないですね。

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古生物復元模型作家・徳川広和さんによる復元模型もいくつも展示されていて、徳川さんの作品展的な趣も。左からディメトロドン、コティロリンクス、エステメノスクス。

葛生化石館には、常設展示にもイノストランケビアの全身骨格が展示されていたりと、ペルム紀の単弓類を堪能しまくれるレアな機会です。

アクセス

東武佐野線葛生駅から徒歩10分弱。東京からだと葛生駅までは色々乗り継いで2~3時間というところ。

その他

コインロッカーあり。

館内に飲食店などはなし。葛生化石館から西側に3分ほど歩くと葛の里壱番館という道の駅的な施設があり、何件か飲食店もある。

入場無料。

写真撮影時は予め職員の方などに確認を取った方が良いかと思います。

公式情報

公式サイト
http://www.city.sano.lg.jp/kuzuufossil/
住所
栃木県佐野市葛生東1-11-15
TEL
0283-86-3332
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