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チョコレートを「科学」する。オシャレな特別展『チョコレート展』

2012.11.26 04:24
カテゴリ:特別展・企画展・イベントレポート

東京上野の国立科学博物館で2012年11月3日(月・祝)~2013年2月24日(日)に渡って開催されている特別展。

チョコレートは何でできているのか。人間とチョコレートの歴史。チョコレートの製法。チョコレートで作られた見事なアートなど、様々な切り口からチョコレートを取り上げている。

チョコレートを「科学」する。オシャレな特別展『チョコレート展』
 

意外と奥深い、人間とチョコレートの歴史

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現在、国立科学博物館で開催中の特別展『チョコレート展』。「科博でチョコレート展? なんか合わなくない?」なんてこともちょっと思ったりしたけど、個人的に甘い物大好き、特にチョコには目がないので、喜び勇んで行って来ました。

実際、展示を観てみると、ポップなポスターとチョコのあまーいイメージはそのままに、しっかり「科学」している展示で楽しめました。特に、人間とチョコレートの歴史には、なかなか奥深いものがあるんだなー、と感心させられました。

展示の内容は、大まかに以下のようなテーマに沿っています。

特に第1章の『チョコレートの原点~カカオ』と、第3章の『チョコレートができるまで』の展示は、チョコレートを「科学」な切り口で紹介した、非常に科博らしい展示でした。

考古学方面には全然詳しくないんですが、第2章『チョコレートをめぐる歴史』では、考古学方面の貴重そうな標本なんかも多数展示されていましたよ。

科博の目玉展示をチョコで再現!

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展示の中でも特に印象に残ったのが、科博の目玉的常設展示の標本を、チョコで再現する、という展示。

こちらの写真は、チョコで再現された古生代(中生代?)の海。

カンブリア紀にいたはずのアノマロカリスと、デボン紀あたりで出現したシーラカンスやアンモナイトが同居しているのがちょっとおかしいんだけどwそれを補ってあまりある、見事な出来栄え。単純に凄いと思いました。

 
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こちらは、チョコで作られたティラノサウルスとトリケラトプス。

ティラノの背中に羽毛らしきものがあるところを見ると、去年の夏に科博で開催された『恐竜博2011』でのティラノサウルスとトリケラトプスの復元をベースにしたもののようです。トリケラトプスの方も、前肢の向きが新復元っぽいです。

古生物好き兼チョコレート好きの身としては、なかなかテンションの上がる展示でしたw

 
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こちらは、科博の屋外、入り口の脇に展示されている蒸気機関車(D51)とシロナガスクジラがチョコで再現されています。

他にも、上野のマスコット的存在であるパンダや、科博に剥製が展示されている「忠犬」ハチ公なんかも、チョコで再現されていました。

 

各国の特色が出たチョコレートポットいろいろ

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そもそもチョコレートは、古来「飲み物」として人々に愛されていたそうで、そんな飲み物としてのチョコレートを楽しむために、人々が作ったチョコレートポットが沢山展示されていました。

ヨーロッパを中心に、各国で作られたチョコレートポットは、デザインに各国の特徴が非常にわかれやすく出ていて、観ていて楽しめました。

注ぎ口と取っ手が90°の角度になるのがチョコレートポットの特徴だそうです。「日本の急須と同じっていうのがなんか面白いなー」なんてことを同行者と話したりしながら観察。急須もそうだけど「自分で注ぐ」ことよりも「人に注ぐ」ことに重点がおかれているからなのかな? とか思ったりしました。90°の角度があると、相手の横から注ぐのにちょうど良さそうな気がします。

 

美味しそうな展示たち

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色んなタイプのチョコが展示されています。観ているだけでチョコが食べたくてたまらなくなってきます。展示室内に試食コーナーがないかと必死で探しましたが、残念ながらありませんでした。悲しい。

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工場でチョコレートを作る工程を再現した展示もありました。観ているだけでチョコが食べたくてたまらなくなってきます。展示室内に試食コーナーがないかと必死で探しましたが、残念ながらありませんでした。悲しい。

ミュージアムショップの誘惑!

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一通り展示を観終わると、特別展のミュージアムショップが。

そこはもう、チョコ・チョコ・チョコ。ひたすらチョコが売られています。まるでバレンタイン前のデパートのようw

展示を観ている間に、ひたすらチョコ欲が刺激されまくるので、ミュージアムショップにたどり着いた頃にはもう、今すぐチョコが食べたくてたまらない状態になっています。なので当然、チョコを買い漁ってしまうわけですね。見事なマーケティング。

ある程度のサイズの買い物をすると、チョコレート展オリジナルの紙袋に商品を入れてくれるんですが、これがまたデザインが可愛い。まるでお洒落なチョコ専門店のような紙袋です。オリジナルグッズのデザインも可愛くて良い感じでした。

全体的に、お菓子メーカーが主導でチョコを売るために企画した特別展なんじゃないかなとか邪推したくなるような見事なマーケティングにまんまとハマってしまった感じですが、チョコ好きな人なら入って損はない、軽く楽しめる面白い展示でした。

アクセス

JR上野駅を公園口から出て、徒歩5分程度。
公園口以外の出口から出ると、かなり遠回りをしないといけなくなるので注意。

上野駅へは東京駅から10分程度。

その他

写真撮影は、考古学系の標本など一部の展示のみ不可。撮影不可の標本には、その旨個別に掲示されています。

コインロッカーあり。

食事は、地球館中二階のレストラン「ムーセイオン」(結構メニュー豊富)や、日本館地下一階のラウンジ内のカフェ(軽食)など。上野公園近辺や上野駅近辺にも食事のできる場所はいくらでもあるので、困ることはない。欲を言えば、展示を観終わったあとすぐにチョコが食べられるカフェとか用意して欲しかったw

公式情報

公式サイト
http://www.kahaku.go.jp/exhibitions/ueno/special/2012/choco/index.html
http://event.yomiuri.co.jp/chocolate/index.html
住所
〒110-8718
東京都台東区上野公園7-20
TEL
03-5777-8600
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