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福井県立恐竜博物館の25年の発掘成果を公開。特別展『発掘!発見!1億年の時を越えて』

2013.10.09 05:10
カテゴリ:特別展・企画展・イベントレポート

福井県勝山市の福井県立恐竜博物館で2013年7月12日(金)~10月14日(月・祝)に渡って開催されている特別展。

福井での恐竜発掘25周年を記念して、福井県立恐竜博物館が発掘・研究に関わった、タイ・中国・日本での恐竜発掘の成果を公開している。

福井県立恐竜博物館の25年の発掘成果を公開。特別展『発掘!発見!1億年の時を越えて』
 

福井県立恐竜博物館の25年の発掘・研究の成果を一挙公開

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福井県勝山市の福井県立恐竜博物館で開催中の特別展『発掘!発見!1億年の時を越えて』に行ってきました。 福井での恐竜発掘25周年を記念して、福井県立恐竜博物館が発掘・研究に関わった、タイ・中国・日本での恐竜発掘の成果を公開している見どころ沢山の特別展でした。

展示は大きく分けて「タイの発掘ゾーン」「中国の発掘ゾーン」「日本の発掘ゾーン」の三つで構成されていて、各国で発掘された貴重な化石が沢山展示されていました。

 

タイの発掘ゾーン

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会場に入るとまずはタイの発掘ゾーン。タイで見つかった様々な化石が展示されています。

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まずはタイで見つかった竜脚類の化石から。左はタイで最初に見つかった恐竜化石。白亜紀前期の竜脚類の左大腿骨の一部。中央は、三畳紀後期の竜脚類イサノサウルス・アッタヴィパチの左大腿骨。三畳紀の竜脚類っていうのはなかなかレアなんじゃないでしょうか。右は白亜紀前期の竜脚類プウィアンゴサウルス・シリンドルネの顎。種名の「シリンドルネ」はタイのシリントン王女にちなんでいるんだとか。

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タイのナコーン・ラチャシーマ地方で見つかったイグアノドン類の全身復元骨格。

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手前のガラスケースには、復元の元になったイグアノドン類の骨がずらり。特に右の写真の歯骨は、歯が下からどんどん生えてきている様子がわかりやすいですね。

中国の発掘ゾーン

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中国の発掘ゾーンでは、浙江省と山西省での発掘の成果が展示されています。

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白亜紀後期の鎧竜チェジアンゴサウルス・リシュイエンシスの全身復元骨格。ノドサウルス類に属するそうです。

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左は最近命名されたばかりの鎧竜ドンヤンゴペルタ・ヤンギャネンシスの産状。右は白亜紀前期のハドロサウルス類プロバクトロサウルスの一種。

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中国の発掘ゾーンで個人的に一番興味深かったのはこちら。恐竜ではなく翼竜ですか、ダーウィノプテルス・モデュラリスの幼体化石。ちっちゃくて可愛い。ダーウィノプテルスは、去年の福井県立恐竜博物館の特別展『翼竜の謎』で成体のオスとメスの化石が目玉として展示されていましたが、今回はこちらの幼体化石が世界初公開だそうです。前回の翼竜展では、ジュラ紀以前に多くいたタイプの翼竜の特徴と、ジュラ紀以降に多くいたタイプの翼竜の特徴を併せ持っている、ミッシングリンクを埋める存在として大きく取り上げられていました。

日本の発掘ゾーン

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日本の発掘ゾーンでは、もちろん福井の勝山産の恐竜を中心とした展示。

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勝山産の恐竜、左からフクイサウルスの全身骨格、フクイティタンの前後肢、フクイラプトルの全身骨格、ドロマエオサウルス類の全身骨格がずらり。

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左からフクイサウルス、フクイラプトル、ドロマエオサウルス類の化石。常設展にも展示されていますが、ドロマエオサウルス類の化石は「研究中」ということで、見つかった部位が全て並んで展示されているところを今まで見たことがなかったので、改めて全部揃っているところを見ると「こんなにほぼ全身が見つかっているのか!」と感動しました。

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こちらはフクイサウルスがまだ記載される前「フクイリュウ」と呼ばれていた頃の頭骨の復元。現在のフクイサウルスの復元と見比べてみると、全然形が違っていて面白いです。

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左と中央は、最近新たに勝山で見つかったイグアノドン類。それぞれフクイサウルスとも別種ぽいそうです。右は、同じく新たに見つかったオルニトミモサウルス類の末節骨。

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長崎県で見つかったサイの化石も展示されていました。

アクセス

えちぜん鉄道勝山駅から、コミュニティバスで15分程度。「恐竜博物館」バス停下車、目の前。バスの本数は特に平日はあまり多くないので注意。

勝山駅までは、福井駅から、えちぜん鉄道で1時間程度。

その他

コインロッカーあり。

食事は博物館3階のレストラン「Dino」でとれる。ソースかつ丼とかボルガライスとか、福井の名物料理なんかもある。

再入場可。

公式情報

公式サイト
http://www.dinosaur.pref.fukui.jp/special/excavate/
住所
〒911-8601
福井県勝山市村岡町寺尾51-11 かつやま恐竜の森内
TEL
0779-88-0001
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