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まさに恐竜学の教科書。書評『恐竜学 進化と絶滅の謎』

2013.07.31 20:11
カテゴリ:読書・書評

David E.Fastovsky 、David B.Weishampel 著。真鍋真監訳。

恐竜研究の歴史と詳細を概観できる、まさしく恐竜学の「教科書」。

まさに恐竜学の教科書。書評『恐竜学 進化と絶滅の謎』
 

まさに「恐竜学の教科書」とも言うべき圧倒的な情報量

なかなか分厚くてボリュームのある本ですが、2005年頃までの恐竜研究の歴史がしっかり詰まっていて、読み応えたっぷり。

目次は以下のような感じ。

見てのとおり、II部とIII部、この本の丸々半分を費やして、恐竜の分類ごとの詳細な解説が行なわれているわけですが、個人的にはこの部分の資料価値が凄まじく高いと思いました。

発見、研究の歴史からはじまり、現在各分類ごとにどのような恐竜の化石が見つかっているのか、また、それらを別属とみなすことのできる骨格の特徴とは何か、というようなことがびっしりと説明されています。

とにかく大ボリュームなので、一読しただけでは全てを頭に入れるなんて不可能ですが、手元に置いておいて、何度も参照したい恐竜本としてはトップクラスではないかなと思います。

2005年に書かれた本なので、それから八年経った現在では、この本に書かれていることが覆されているというケースも、素人目にも何点かありました。このボリュームの本が、数年毎にその当時の最新の学説も取り入れられた形で改訂されていくと、恐竜ファンとしては単純に嬉しいですが、まあなかなかそうもいかないですよねえ......。

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